これからのビジネス・暮らしにおけるIoT革命

急成長を見せるIoT市場

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急成長を見せるIoT市場は2020年には約14兆円になると言われています。 その背景にあるのが2020年に開催される東京オリンピックの影響です。 オリンピック開催に向けて、社会インフラの充実や最先端の技術を搭載した まちづくりなど、政府や自治体も積極的な動きを見せています。

今、全産業の中でもっとも著しい成長を見せているのがIoT市場であり この著しい成長は第4次産業革命と呼ばれる新しい時代の流れが 背景にあります。

第4次産業革命~ものとものが繋がる時代~

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現在、第4次産業革命の最中であると言われています。

しかし、産業革命の最中であると言われても、あまり、実感を持てる方は少ないのが現状かもしれません。

では第4次産業革命とは何なのでしょうか?まず、産業革命について分解して考えていきます。

産業革命とは

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第○次産業革命を明確に定義するものはありませんが、大まかに分けるとすれば「工場での働き方の違い」が 大きな違いになってくると考えられます。

第1次産業革命では蒸気機関、第2次産業革命では電気エネルギー、第3次産業革命ではコンピュータによる自動化により、人々はものづくりのスタイルを変化させ、効率化してきました。

今回の第4次産業革命ではIoT産業革命が大きな変革の中心となります。

IoTで変わる「ものづくり」

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第4次産業革命で起こる変革を一言で表すなら、「ものが自動で連携する時代への突入」です。 車は工場と連携して、タイヤの摩耗が起こり、 交換が必要になると、工場に自動で受注してくれるなど ものづくりが更にスマートになっていきます。

今までは、受注数の管理は各店舗で集計したり、 車検をすることでタイヤの摩耗を発見し、受注という 流れでした。
しかし、集計作業などは、家庭と工場が直接やり取りをして 販売データを蓄積するため、人が行う必要はなくなります。

よって今まで人間が行っていた作業が、「もの」の 連携により自動で行われるようになるのです。

IoTで変わる「暮らし」

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では、一般家庭の暮らしはIoT革命によりどのように 変化するのでしょうか?

今までの産業革命では、洗濯機が自動で洗濯をしてくれる、 冷蔵庫が食料品を冷やしてくれる、お風呂をスイッチひとつで ちょうどよい温度に沸かすことができる... など、家電製品は「家事の補助」として一般家庭に普及しました。

しかし、第4次産業革命では、「家事担当」のロボットが 1世帯に1台常備され「家事を代行」するようになるでしょう。 家事代行ロボットは司令塔として私たちの体調や気分に あわせてその他の機械に指示を出し、家事をしてくれる ようになります。
例えば、ベッドがその日の心拍数や血圧を測り、その情報が お料理ロボットと連携して今日の献立を立案する。 またベッドと空調やお風呂が連携してその日の体調に合わせた 湿度や温度管理をしてくれる。

このように私たちは家事ストレスから開放され、さらに時間 の自由を手に入れることができるようになるのです。

超スマート社会の到来

上記で述べたような「もの」同士が繋がり、現在行われている生産 ・流通・販売・交通・健康・医療と言った様々なサービスが分野を超えた 連携をし、新たなサービス形態が創出・提供される社会を「超スマート社会」 と言います。

内閣府による第5期科学技術基本計画に於いても「超スマート社会」の 実現が謳われています。

  • 社会保障費抑制のための国民の健康管理
  • 生産年齢人口の減少による労働力不足を補うための自動化
  • 地方活力の減退を抑制する為の農業のIT化(スマート農業)
参考:文部科学省 平成28年版科学技術白書第一部「超スマート社会」の到来

国はこのような「超スマート社会」を形成し、超少子超高齢化 社会になっても今、または今以上の生活水準を保てる様、 はたらきかけているようです。

また、国を挙げてIoT革命を促進させる動きの一つとして 「世界最先端IT国家創造宣言」という内容のものがあります。

世界最先端IT国家創造宣言とは

「世界最先端IT国家創造宣言」とは政府が行うIT戦略のひとつで ITの利便性や効率性を十分に発揮し、国民の生活を豊かにできる 仕組みや制度を整えていくための方針です。

この世界最先端IT国家創造宣言は毎年改定が行われており、 2016年5月20にも改定が行われました。

参考:世界最先端IT国家創造宣言の変更について(PDF)

内容の中で特に重要なのは、【重点項目2】の内容です。国は、「IoT、AIを活用することを通じて、新たな投資や雇用の創出、 国民生活の利便性の向上を目指す」という方針を決定しています。

また、データ流通の基盤の整備を行うことにより、大企業だけでなく 中小企業、ベンチャー企業が参入しやすく多種多様なサービスが生まれる 基盤となるような整備をしていく方針が述べられています。
一方、別の資料では日本が第4次産業革命に対応できなければ 日本企業が海外企業の下請けとなり、賃金が低下する恐れがあることを 示唆しています。以下、引用です。

日本の産業構造が変化に対応できないと、どうなるのでしょうか。日本企業が海外企業の下請となり、雇用も失われ、賃金も低下するおそれがあります。日本が世界をリードしていくために、どのような方向に進まなければならないのか、昨年から検討していた審議会で「新産業構造ビジョン 中間整理」をまとめました。

参考:【60秒解説】第4次産業革命-日本がリードする戦略-

まとめ

第4次産業革命がビジネスや私達の暮らしに与える影響は、私達の ライフスタイルや人生を大きく変化させるものとなりそうです。 超スマート社会になることで、私達には、移動時間の短縮、肉体労働の軽減、 家事時間の短縮などの恩恵が今まで以上にもたらされる事となり、さらに バーチャルとリアルの境界線がなくなって行くこととなるでしょう。

しかし、一方で情報格差がそのまま、金銭的格差につながってしまう 可能性が高いともいえます。 つねに新しい情報をキャッチし、受け入れる姿勢がひとりひとりに 要求されているのではないでしょうか?

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